ユニフォームや作業着は通販でも、おなじみなほど浸透している
制服を着用したうえでの仕事には数多くのメリットや優れた側面があるため、いまや作業着は通販でも、おなじみなほど浸透しています。手軽に用意できものの効果は絶大です。
作業着を着用し、企業・会社が導入しているケースは多いですが、そこにはさまざまなメリットがあります。社員など働く側のモチベーションや心理的側面による長所にとどまらず、それらは業績にも直結するものばかりなので非常に効率的。企業の宣伝広告にもつながりますし、一体感や団結力などそのパワーには絶大なものがあり、多種多様の業種で取り入れられています。
連帯感や協調性、責任感もうまれる
作業着を着用しての仕事は日常生活においてよく目にするところではありますが、一体それにはどのような意味合いや良い点があるのか、といったところまではなかなか考えたことはないのが通常です。
おなじみの飲食業界を見てみると、調理師も中華・洋食・和食で違いますし、食品製造加工スタッフやバリスタ・ファーストフードスタッフ・コンビニスタッフでも異なります。接客の分野だと、百貨店インフォメーション・ホテルベルボーイやホテルコンシエルジュ・ウェイトレスなどが、それぞれ着用。それらの仕事の中に身を置く者としては、責任感や連帯感、周囲との協調性を生む効果があるといわれています。
企業側としても今は通販などでも比較的、気軽かつ手軽に手に入ることもあって、中小規模を問わず前向きなところが多いです。同僚同士の仲間意識や一体感を育てることにもつながり、ひいては会社の業績にも少なからぬ影響を及ぼす心理的側面は大きなメリット。一致団結して仕事に取り組むことは大切ですし、同じユニフォームを着用することで個人個人ではなく我々といった感じの一体感や団結力が生まれ、新人も馴染みやすく・溶け込みやすくなるところも利点のひとつとして挙げられます。会社やチームへの帰属意識が高まり、結果としてクオリティの向上にも強い効果を発揮するという内側からのパワーもあります。
また例えば制服の警察官や、白衣のドクター・ナースを目にする側からの安心感も欠かせないもの。店員さんや店舗スタッフだとわかるだけでも、客側からすれば、わからないことが聞けたりしてホッとします。
オンとオフの「けじめ」めりはり
「働き方改革」や「ワークライフバランス」など、一昔前までのモーレツサラリーマンとは打って変わって、働く側の主張も尊重されつつある世の中になってきている近年です。終身雇用制度で退職までひとところの会社だけ、といった人々は、もはや珍しいくらいで転職やキャリアアップ・業種を転々とすることもよくあること。少子高齢化社会にもますます拍車がかかっているので、働き手の確保も課題であり売り手市場のケースも少なくない現状です。
そんな中、オンとオフの「けじめ」がつけにくくなっているという雇用側の嘆きも少なくありません。仕事のオンとオフのメリハリがユニフォームを着用することで、はっきりすることにも繋がります。プライベートのことを仕事に持ち込まないことによって当然、仕事の効率は上がるため個々の成績に直結する従業員にも、もちろん会社側にもメリットがあります。社員が制服へ私服から着替えると同時に、プライベートモードの気分が着替え仕事モードへ自然と切り替わりチェンジ。着替える動作と時間とを挟むことによって、「プライベート」と「仕事」の明確な区切りができるためです。
プライベートと仕事モードの気分を切り替えることが難しい人も少なくないのが現状なのが、ふだんの私服のままで仕事を始める場合です。また制服には着用する人に仕事への誇りや責任感を自覚させる「ドレス効果」が期待できることでも知られていて、単なる作業着・仕事着としての側面だけではないものです。個人の仕事スピードにとどまらず全体的な仕事の効率や生産性が上がるので、社員が制服を着る効果は絶大です。
素材も機能性もさまざまに特色アリ
あらゆる現場で大活躍のユニフォームですが、その素材も機能性もさまざま特色があり、各々良い点を考慮しながらチョイスされています。たとえば汗をかくことが多い、業務中に頻繁に着替えができない職場・サービス業など接客を行う職場では「抗菌防臭加工」、汗をかくことが多い業務や、夏場に外で働くことが多い職場では「吸水速乾加工」。風の強いところで働くことが多い業務、寒いところで働くことが多い職場では「防風保温加工」といった具合です。
素材としても綿は肌触りが良く通気性や吸水性に優れていているため、さまざまな衣類に使用されています。火を使う場所で着用するユニフォームとしても、熱に強く丈夫なため最適。洗濯による傷みが少ないうえ強度も強いので、長持ちする素材でもあります。油類や細菌・虫・カビなどに強いので、清潔さが保たれる素材でもあり、乾きが早いという特性から、水を使う場所で着用するユニフォームとしても人気です。ポリエステルと綿混紡素材は、さまざまなユニフォームや企業の制服に使用されます。
繰り返し着用するものなので洗濯にも耐えられることが必要ですし、簡単に穴が開いてしまったり生地がすぐに薄くなってしまったりしないように、品質の良い生地を選ぶことが重要です。とくに飲食店や医療関係の制服やユニフォームは、清潔感が第一になります。汚れなどはNG、きちんと整った身だしなみはマストです。
「歩く広告塔」としての側面まであり
さらには企業イメージを表現する役割がユニフォームにはあります。ユニフォームにどのような企業かを落とし込むことで、着用している従業員の自覚もより一層高まり企業イメージが定着することにつながります。人は、着ている服装に合った行動を取ろうとします。ただ単に、やみくもに自分が着たい服装をしているだけではありません。ユニフォームに企業イメージが表現されているならば、それを着用することによってイメージに相応しい状態になろうとする心理が働きます。
そしてユニフォームは「広告」の役割も、ある意味で果たしていると言えます。ユニフォームを目にすることで、今現在客でなかったり知らなかったりする人々が、会社やお店やの存在を認知することができ、まさに「歩く広告塔」としても有効。汗水たらして、すがすがしく颯爽と働く従業員たちの、その姿自体がまた企業イメージにもなります。服に傷や汚れがつかないか私服の場合であれば気になってしまい仕事に対する集中力が低下するところ、制服ならば基本的に働くためのユニフォームとして設計されたものであるため伸縮性や防火性に優れているなど、汚れなどを気にすることなく仕事に取り組むことができます。
企業によっては経費で新しい制服を用意してもらえるのでもし、勤務中に制服が汚れたり破れたりしてしまっても服に意識を割くことなく働くことが可能。制服の着用は動作性の向上・安全性の向上にもつながるため、より一層業務に集中することができるのです。このような好循環による効果は、語りつくせません。
ひとくちにユニフォームといっても多種多様であり、個々の職場や環境状況をよく考慮しながら、おのおのに適した制服は選ばれているのが現状ではありますが、その効果・効能は絶大。非常にメリットが大きいのは、いずれにも共通しているところです。一体感や連帯感が生まれますし、さまざまな自覚も芽生え、ひいては業績にもつながる、それゆえ導入している会社や企業が多いのです。